自立訓練(生活訓練)

【忙しい事業者様向け】令和6年度 自立訓練 方向性まとめ

令和6年度報酬改定の自立訓練パートについて概要などを交えながら解説しています。

いずれの論点もあくまで現時点では予定レベルですが、どのように改正が進むかの目安にはなりますのでご参考になれば幸いです。

自立訓練に係る報酬・基準について≪論点等≫

論点1 社会生活の自立度評価指標(SIM)の活用と報酬上の評価について

概要:事業所ごとに支援内容がまばらである現状を踏まえて、利用者の自立生活に向けて標準化された支援プログラムと効果測定を実施する事業所の評価を検討する

  • 支援の質を担保するため標準化されたプログラムの実施と、客観的な指標に基づく効果測定を行う事業所に対する評価を検討してはどうか
  • 支援プログラム内容の公表および厚生労働科学研究で開発されたSIMを活用し、その評価結果を公表してる場合の評価を検討はどうか

論点2 リハビリテーション職の配置基準及びリハビリテーション実施計画の策定期間の見直しについて

概要:言語聴覚士も人員配置基準に含めることを検討する。リハビリテーション加算の運用負担の軽減を検討する。

  • 自立訓練(機能訓練)の人員配置基準として、理学療法士、作業療法士の他に言語聴覚士を加えることを検討してはどうか
  • 事務所の負担軽減のため、リハビリテーション実施計画の作成期間を個別支援計画と同様に3ヶ月から6ヶ月に伸ばしてはどうか

論点3 ピアサポートの専門性の評価について

概要:ピアサポーターを配置して利用者支援をしている事業所の評価を検討する

  • 機能訓練および生活訓練についてもピアサポートの専門性を評価してはどうか

論点4 支給決定の更新の弾力化について

概要:一定の場合においてさらに1回までサービス利用期間を延長できるようにしてはどうか

  • 複数の障がいを有する障害者が、それぞれの特性に応じたプログラムを受けることによる効果が見込まれ、市町村の個別の審査を経て必要性が認められた場合は利用期間が1回まで更新可能としてはどうか

論点5 自立訓練(機能訓練)の提供主体の拡充について

概要:自立訓練(機能訓練)の普及を目指すため、介護保険事業所等によるサービス提供の実現を検討する

①医療保険のリハビリテーションを提供する病院及び診療所②介護保険の通所リハビリテーション事業所において、共生型自立訓練(機能訓練)または基準該当自立訓練(機能訓練)の提供を可能としてはどうか

まとめ

令和6年度の自立訓練にかかる報酬改定の現時点での方向性をまとめてみました。

10月~12月で方向性はおおよそ固まっていくはずですので引き続き動向を追っていきたいと思います。

当記事が少しでも皆様の事業運営の参考になれば幸いです。

参考

自立訓練に係る報酬・基準について≪論点等≫

  • 厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部
  • こども家庭庁 支援局 障害児支援課

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001159439.pdf

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