【令和6年度報酬改定】体制等状況一覧表・サービス提供実績記録表から読み取れること
事業者様がたに特に影響ありそうな事項を抜粋しました。
全体像というよりは弊所として特に気になった点についてです。
いずれも2024年2月2日時点での公開情報に基づきます。
帳票類について
以下のURLから取得できます。
令和6年度改定版 体制等状況一覧表
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/20240131001.pdf
令和6年度改定版 サービス提供実績記録表
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/20240131005.pdf
現時点の帳票関係から分かること
委員会関連や情報公表について
【重要。今回の改定で個人的には1番大きいです】
取り組みを行わないと減算となることが確定しました。
委員会関連は外部研修の受講でも構いませんが、そののち委員会構成メンバーによって事業所内スタッフに対して別途研修を開催する必要があるのでご注意ください(回答:東京都、居住支援担当。指定権者による解釈の差異はあるかもしれません)
- 自己評価結果等未公表減算
- 身体拘束廃止未実施減算
- 虐待防止措置未実施減算
- 業務継続計画未策定減算
- 情報公表未公表減算
各報酬単価や概要、詳細な基準等について
これから詳細が明らかになります。
居宅介護等について
- 【サービス提供実績記録表】重度訪問介護 → 熟練ヘルパーによる新任ヘルパーの同行について、支援区分6の利用者と重度障害者等包括支援対象者に支援を提供した場合、1・2の支援を記載
- 居宅が始点・終点となる場合に、事業所から病院等への移動を支援対象とする(居宅介護・通院等介助等)
生活介護
- 【サービス提供実績記録表】算定時間数(計画時間数)を記載する
- 新加算の創設(入浴支援、栄養管理等)
就労継続支援B型
目標工賃向上計画を達成することで加算の新設、人員配置体制6:1の新設(A型には同様の規定なし)
就労定着支援、自立生活援助
処遇改善加算の対象に
共同生活援助
人員配置区分 6:1、10:1、5:1(記載順)その他、日中支援型の報酬体系も一本化、居住支援関連の加算追加、
児童発達支援・放課後等デイサービス
- 支援プログラム未公表減算の新設
- 児童指導員等加配加算 → 常勤専従(経験5年以上、未満)、常勤換算(経験5年以上、未満)に変更
- 特別支援体制加算 → 廃止(弊所私見:専門的支援加算に統合のはず)
- 延長支援体制加算 → 見直し
- 多職種連携支援体制 新設
- 【サービス提供実績記録票での管理】算定時間数(計画時間数)の記載、家族支援加算(要提供時間帯の記録)、専門的支援加算(支援実施時に記載)、子育てサポート加算、事業所間連携加算実施時の備考欄記載
保育所等訪問支援
- 【サービス提供実績記録表】家族支援加算(要提供時間帯の記録)、訪問支援特別加算、多職種連携支援加算の欄追加、強度行動障がい児支援加算の実施日記録
- 訪問支援特別加算 5~10年、10年以上で報酬額分岐
計画相談支援・障がい児相談支援
もし算定できる余地があれば導入を検討すること
- 地域体制強化共同支援加算
- 地域生活支援拠点等機能強化体制加算
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/20240131005.pdf
参考資料等
改正の概要について、札幌市の集団指導資料が分かりやすくまとまっていましたので、あわせて確認することをお薦めします。
札幌市 令和6年度報酬改定について-改正内容の概要-
https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/jiritsushien/documents/2023syudansidou5.pdf
当記事の出典はこちら。
厚生労働省 報酬算定構造・サービスコード表等
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000174644_00018.html
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