令和3年度報酬改定以降の就労継続支援B型における1日あたりの単価の一例を計算してみました。
あくまで2021年2月時点で明らかになっている情報をもとにした考察記事です。
情報が出揃い次第内容を見直していく予定ですので、あらかじめご了承ください。
【令和3年度就労B型】報酬はいくらになるか?
最もご質問を多く頂くことが予想される20名定員(7.5:1)の就労継続支援B型を中心に検討してみました。
令和3年度 就労継続支援B型 入金額の試算
1人当たりの単価は、例えば以下のようなケースの場合が考えられます。
就労移行支援体制加算Ⅰは6カ月以上の就職実績が必要かつ翌年度からの算定につき、すぐに導入するのは難しいため、計算から除外しています。
食事提供加算は直接的に利益となる加算ではないため、計算から除外しています。
- 基本単価:590単位
- 目標工賃達成指導員配置加算:89単位
- (就労移行支援体制加算Ⅰ 48~93単位)
計 679単位/1回
注意!施設外就労加算は廃止に
施設外就労そのものは残るものの「発展的見直し」の名目のもと、施設外就労加算が廃止となります。
令和3年度就労B型 基本単価・主要加算の一覧
平均工賃(7.5:1) | 基本単価 |
4.5万円以上 | 702 |
3.5~4.5万円未満 | 672 |
3~3.5万円未満 | 657 |
2.5~3万円未満 | 643 |
2~2.5万円未満 | 631 |
1.5~2万円未満 | 611 |
1~1.5万円未満 | 590 |
1万円未満 | 566 |
就労移行支援体制加算Ⅰ | |
4.5万円以上 | 93 |
3.5~4.5万円未満 | 86 |
3~3.5万円未満 | 79 |
2.5~3万円未満 | 72 |
2~2.5万円未満 | 65 |
1.5~2万円未満 | 58 |
1~1.5万円未満 | 51 |
1万円未満 | 48 |
地域移行連携加算(1回) | 1000 |
医療連携体制加算 | 32~500 |
処遇改善加算Ⅰ | 5.40% |
特定処遇改善加算Ⅰ | 1.70% |
特定処遇改善加算Ⅱ | 1.50% |
基本報酬Ⅲ(7.5:1)利用者の就労や生産活動等への参加等をもって一律に評価する報酬体系 | 基本単価 |
定員20名以下 | 556 |
地域協働加算 | 30 |
ピアサポート実施加算 | 100/月 |
就労移行支援体制加算Ⅰ | 42 |
【令和3年度報酬改定】就労継続支援B型の単価まとめ
主に算定できうる加算を中心に組み立てて、1日あたりの報酬額を算出してみました。
あくまで一例ですので、貴社の実情に合わせた、無理のない体制での事業運営を心がけましょう。
本稿が貴社の事業運営の参考になれば幸いです。
参考資料
令和3年度障害福祉サービス等報酬改定における主な改定内容_v21
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000733747.pdf
【資料2】令和3年度障害福祉サービス等報酬改定の概要_v20(0204体裁修正)https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000733748.pdf
【資料3】報酬算定構造表_v13(体裁修正)
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000733749.pdf
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