令和6年度報酬改定の就労継続支援B型パートについて概要などを交えながら解説しています。
いずれの論点もあくまで現時点では予定レベルですが、どのように改正が進むかの目安にはなりますのでご参考になれば幸いです。
就労継続支援B型については現時点では以下の2点が議題にあがっているのみです。
就労継続支援B型に係る報酬・基準について≪論点等≫
平均工賃の水準に応じた報酬体系の見直しについて
概要:平均工賃の向上、改善が引き続き報酬体系に反映されている仕組みの検討が行われています。
- 平均工賃月額に応じた報酬体系について、よりメリハリをつけてはどうか
- 場合によっては一律評価型の報酬体系のほうが収支差率が高いことを踏まえて、報酬の見直しをしてはどうか
- 目標工賃達成指導員配置加算を算定している事業所が、工賃向上計画に基づき実際に工賃が向上した場合の評価を検討したらどうか
- 多様な利用者対応を行う事業所がさらに手厚い人に配置をした場合の評価を検討してはどうか
平均工賃月額の算定方法について
概要:通所日数の少ない利用者が多くなることで平均工賃額=基本報酬が下がってしまう点についてようやく制度の改善がされるかもしれません。
- 障害特性等により利用日数の少ない方を多く受け入れる事業者について、平均利用者数を踏まえた新しい算定方式を検討してはどうか
まとめ
令和6年度の就労継続支援B型、報酬改定の現時点での方向性と一部私見を交えて解説してみました。
10月~12月で方向性はおおよそ固まっていくはずですので引き続き動向を追っていきたいと思います。
当記事が少しでも皆様の事業運営の参考になれば幸いです。
参考
就労継続支援B型に係る報酬・基準について≪論点等≫
- 厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部
- こども家庭庁 支援局 障害児支援課
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001155198.pdf
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