各算定区分別に入金額の上限を試算しました。
区分別給付金上限額のシミュレート
平日・休日の日数や細かな加算の算定状況等により、実際の金額は異なる点をあらかじめご了承ください。
前提
- 稼働日:月~土(日曜日計4日休業)⇒26日稼働
- 地域単価:10円
- 指導員加配加算:児童指導員×3名+一般指導員1名⇒児童指導員加配Ⅰ+指導員加配Ⅱ
- その他の加算:処遇改善加算Ⅰ(×0.087)
- 利用定員:10名/日
- 稼働率:100%(毎日10人来所の状態。8割稼働時も後述しています)
※指導員加配Ⅱは区分1に該当する事業所のみ
【補足】
- 基準判定 ⇒ 指標該当事業所を指します。
- 指標該当事業所⇒市町村判定点数13点以上の児童が全体の50%以上の場合
- 3時間規定…平日のみ対象(祝日は短時間利用減算の継続)
【基本単価のまとめ】
基本単価 | 平日 | 休日 | |
類型 | 3時間以上 | 3時間未満 | – |
区分1 | 656 | 645 | 787 |
区分2 | 609 | 596 | 726 |
区分1:判定基準以上の事業所
中度判定以上の児童が一定数を占める事業所の場合、「月~土曜日開所、毎日10名利用」で約260万円/月の計算となります。
平日サービス時間の影響は2万円/月程度となりました。
売上最大額の計算 | 区分1・3時間以上 | 区分1・3時間未満 | |||
地域単価 | 10 | 平日 | 休日 | 平日 | 休日 |
項目 | 開所(平日/休日) | 21 | 5 | 21 | 5 |
定員10名 | 基本単価 | 656 | 787 | 645 | 787 |
有資格者 | 単位/日 | 9 | 12 | 9 | 12 |
指導員加配 | 加算Ⅰ/日 | 155 | 155 | 155 | 155 |
加算Ⅱ/日 | 91 | 91 | 91 | 91 | |
福祉専門職員等配置 | Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ | ||||
その他の加算 | 特別支援加算/日 | ||||
合計 | 給付/1人あたり | 911 | 1,045 | 900 | 1,045 |
利用者数/日 | 10 | 9,110 | 10,450 | 9,000 | 10,450 |
月稼働日数の合計単価 | 平日/休日 | 191,310 | 52,250 | 189,000 | 52,250 |
総給付金額/月 | 合計 | 2,435,600 | 2,412,500 | ||
その他 | 処遇改善Ⅰ | 0.081 | 0.081 | ||
処遇改善給付金 | 197,284 | 195,413 | |||
総額 | 2,632,884 | 2,607,913 |
区分2:判定基準未満の事業所
中度判定未満の児童が一定数を占める事業所の場合、「月~土曜日開所、毎日10名利用」で約220万円/月の計算となります。
平日サービス時間の影響は3万円/月程度となりました
売上最大額の計算 | 区分2・3時間以上 | 区2・3時間未満 | |||
地域単価 | 10 | 平日 | 休日 | 平日 | 休日 |
項目 | 開所(平日/休日) | 21 | 5 | 21 | 5 |
定員10名 | 基本単価 | 609 | 726 | 596 | 726 |
有資格者 | 単位/日 | 9 | 12 | 9 | 12 |
指導員加配 | 加算Ⅰ/日 | 155 | 155 | 155 | 155 |
加算Ⅱ/日 | × | × | × | × | |
福祉専門職員等配置 | Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ | ||||
その他の加算 | 特別支援加算/日 | ||||
合計 | 給付/1人あたり | 773 | 893 | 760 | 893 |
利用者数/日 | 10 | 7,730 | 8,930 | 7,600 | 8,930 |
月稼働日数の合計単価 | 平日/休日 | 162,330 | 44,650 | 159,600 | 44,650 |
総給付金額/月 | 合計 | 2,069,800 | 2,042,500 | ||
その他 | 処遇改善Ⅰ | 0.081 | 0.081 | ||
処遇改善給付金 | 167,654 | 165,443 | |||
総額 | 2,237,454 | 2,207,943 |
稼働率ごとの比較
稼働率ごとの売上の試算です。
算定した給付金額に基づき、8割稼働から1.2割稼働までの給付金額をまとめました。
表中の金額には処遇改善加算として、スタッフに還元する分の金額も含まれています。
これまでと同じ運営方法のままで区分2の8割稼働だと、やや苦しい運営になりそうです。
営業日、時間、運営方針の見直し、その他の加算の取りこぼしを防ぐ、児童指導員等加配加算Ⅱや作業療法士加算を算定することが重要であることがあらためて分かります。
現状も1日あたりの受け入れ上限は15名までですが、10名定員きっちりでの運営を求められるよう指導を受けるケースが増えてきています。
10名定員で運営するための案をあらかじめ策定することを強く推奨します。
稼働率 | 区分1・3時間以上 | 区分1・3時間未満 | 区分2・3時間以上 | 区2・3時間未満 | ||||
1.0 | 2,632,884 | 2,607,913 | 2,237,454 | 2,207,943 | ||||
0.8 | 2,106,307 | 2,086,330 | 1,789,963 | 1,766,354 | ||||
1.2 | 3,159,460 | 3,129,495 | 2,684,945 | 2,649,531 |
書式の配布
今回計算に使ったシートのフォーマットです。
事業所様ごとにスタッフ配置や算定加算も異なると存じます。
顧問先事業所様に向けて作成したファイルですが、了承を頂いて公開しております。
操作方法の問い合わせや無償での試算計算は受け付け兼ねますのでご容赦くださいませ。
貴事業所にあわせた形での試算に活用頂けましたら幸いです。
その他の障害福祉事業も随時作成していきます。
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